ライン(糸)の種類と号数について

はじめに

釣り初心者の釣りチワは、まず「ライン(糸)ってなんかいろいろある?」「Lb?ポンド?重さ!?…」みたいな疑問からつまずきました。
パッケージには「3号」とか「0.8号」と書いてあるものもあれば、「6lb」とか「12lb」とかポンドで書かれていたり…。
同じ「ラインの太さや強さ」の話なのに、どうしていくつも表現があるのか、ちょっとよくわかりませんよね。

このページでは、ラインの主な種類と、号数・ポンド表記の意味、そして号数とポンドの目安表をまとめておきます。
ざっくりと構造をつかんでおくと、売り場でラインを選ぶときに少し楽になると思います。

🕒 更新履歴
・2025年12月07日:初回公開

ラインの主な種類

ここでは、海釣りの入門〜中級でよく出てくるラインを、ざっくり4種類に分けておきます。

ナイロンライン

もっとも基本的なライン。伸びがあるのでショックを吸収してくれて、扱いやすくトラブルも少なめです。
ちょい投げ・サビキ・ウキ釣りなど、「まずは海釣りを始めたい」という人は、ナイロンを選んでおけば大きくは外しません。釣りチワがよくするおかっぱりからのチョイ投げなら、ナイロン一択かなって思うようになりました。ただ、吸水しやすく劣化もしやすいので定期的(半年に1回くらいでしょうか)は巻き替える必要があります。

  • メリット:やわらかくて結びやすい/価格が安い/クセが少ない
  • デメリット:伸びが大きいので感度はやや落ちる/水を吸って劣化しやすい/飛びはPEに劣る

PEライン

細くてとても強い、編み糸タイプのラインです。ほとんど伸びないので感度が高く、飛距離も出やすいです。そのぶん根ズレには弱く、先端にフロロなどの「リーダー」を結ぶのが前提になります。
※ただし、陸からのサビキやチョイ投げを楽しむ初心者なら、ナイロンがおすすめです。

  • メリット:同じ太さでも強度が高い/飛距離・感度が高い
  • デメリット:高価/結び方にコツがいる/リーダー必須

フロロカーボンライン

根ズレ(岩や障害物とのこすれ)に強く、沈みやすいのが特徴のラインです。
海釣りではPEやエステルをメインラインとし、その先に着けるリーダー(ショックリーダー)用のラインとしてよく使われます。
※メインラインをナイロンにするならリーダーは「必須ではありません」。こだわる人はナイロンの先にフロロを少し結んで、根ズレ対策にすることもあるようです。

  • メリット:擦れに強い/沈みやすく/底を取りやすい/少し伸びる
  • デメリット:やや硬くて結びにくい/価格はナイロンより高め

エステルライン(参考)

アジングなどのライトゲームでよく使われるライン。伸びが少なく感度が高いタイプです。
初心者の釣りチワはアジング用タックルで背伸びしてこのラインを使ってみていますが、入門段階では「ナイロン」「フロロ」「PE」が分かれば十分だと思います。

ラインの太さを「lb(ポンド)」で表す理由

ラインのパッケージには、「3号」「2.5号」といった号数と、「6lb」「12lb」のようなポンド(lb)表記が混在しています。
釣りチワも最初は、

「なんで急にポンド? 日本なのにどうしてlbなの?欧米か!?」
…と、しばらくパッケージとにらめっこしていました。

lb(ポンド)は「切れる強さ」の目安

lb(ポンド)表記は、そのラインが何ポンドで切れるかの目安です。
1lbは約0.45kgなので、理屈としては「6lb ≒ 2.7kg」「10lb ≒ 4.5kg」のように、「どれくらいの力で切れるか」を数字で表しています。

アメリカなど海外で発達した釣り文化の影響が大きく、ルアーロッドの表記やラインのパッケージには今でもポンド表記が多く残っているそうです。

号数との違い

  • 号数:もともと日本で使われてきた「太さ」の目安(直径ベース)。
       ものによっては「#+番号」で号数表記になっています。
  • lb:引っ張ったときに何kg相当で切れるかという「強さ」の目安。

だいたいラインのパッケージには号数とlb(ポンド)が併記されています。
実際にはメーカーごとに設計が違うので、「まったく同じ」ではないそうですが、
ナイロン・フロロなら「号数」と「lb」はだいたい対応関係があると考えておくと、売り場で迷いにくくなります。

号数とポンド(lb)の目安表

下の表は、ナイロンライン・フロロラインの号数とlbの、おおよその対応です。
あくまで「目安」であり、実際の強度はメーカー・商品によって前後します。

号数(ナイロン/フロロ) 強度の目安(lb) 強度の目安(kg) よくある使いどころ(例)
0.6号 約2–2.5lb 約0.9–1.1kg ライトゲームの細仕掛け(メバルなど)
0.8号 約3lb 約1.36kg アジングなどのライトゲーム
1号 約4lb 約1.8kg 小物中心のサビキ・ウキ釣り
1.5号 約6lb 約2.7kg ちょい投げでハゼ・キスなど
2号 約8lb 約3.6kg 初心者/堤防の万能クラス(サビキ・ちょい投げ・小型のセイゴ)
3号 約12lb 約5.4kg 汎用クラス(遠投カゴ・ぶっ込みなど)
4号 約16lb 約7.3kg 夜のぶっ込み釣り・大物寄り
5号 約20lb 約9.1kg 根が荒い場所での大物狙いなど

💡 補足
・上の表は「ナイロン/フロロ」の目安です。
PEラインは同じ号数でも強度がまったく違うので、「PE0.8号=約16lb」「PE1号=約20lb」のように、別物として考えた方が理解しやすいです。
・実際にラインを選ぶときは、パッケージの号数とlb表記を両方見ると安心です。
・3号も汎用的ですが、釣りチワ的には2号のほうが扱いやすいと感じています。(5Kgは初心者には過剰との感想)

PEラインの号数とlb(強度)の目安

PEラインは、ナイロンやフロロとはまったく違う素材(超高分子量ポリエチレン)で作られていて、
同じ“号数”でも強度(lb)が大きく跳ね上がるのが特徴です。
そのため「PE〇号=何lb?」は、ナイロン/フロロの表とは分けて考える必要があります。

PE号数 強度(lb) 強度(kg) よくある使いどころ(例)
0.3号 約6lb 約2.7kg 超ライトゲーム(アジング・メバリング)
0.4号 約8lb 約3.6kg ライトゲーム全般、軽めのジグ単
0.6号 約12lb 約5.4kg ライトショア・ジグサビキ・堤防の小物〜中型
0.8号 約15〜16lb 約6.8〜7.3kg 堤防の万能クラス(ちょい投げ/ジグサビキ/小〜中型青物)
1号 約18〜20lb 約8.2〜9.1kg 堤防の青物/シーバス/カゴ釣り
1.5号 約25〜30lb 約11.3〜13.6kg ショアジギング入門/大型青物の手前クラス
2号 約35〜40lb 約15.9〜18.1kg 本格ショアジギング/大型青物

💡 補足(重要)
・PEラインはメーカー差が大きく、同じ号数でもlbが大きく変わることがあります。
・ナイロン/フロロとは“世界が違う”ので、PE表は完全に別枠で考えると理解が楽です。
・PEは根ズレに弱いため、フロロやナイロンのリーダーが必要です。

ライン選びの入り口

初心者セットや安価なリールを買うと、だいたいナイロン2号か3号が巻かれてついてきますが、陸からの釣り初心者はこれで十分です。ライントラブルも含めて、糸とリールの扱いに慣れるには最適と思います。
ただし、
ナイロンは吸水と紫外線で劣化しやすい素材のため、実釣では定期的なまき直しが必要にはなります。

初めの一歩としては、

  • 足元サビキやチョイ投げをする初心者がラインに迷ったなら:とりあえずナイロン2号(または3号)

というイメージを持っておくと、売り場で迷ったときの基準になると思います。
釣りチワも、今後いろいろな釣りを試しながら、ライン周りの話は少しずつ追記していく予定です。